『ネフローゼ そして出会い』 『空手のはじまり』の続編。
いよいよ本日、最終章。すべては、今日のこのネタを書きたいがため!
(今日、初めて遊びにこられた方は、かなりかなり長いのですが、
前回前々回から読んでいただくとわかりやすいです。)
では、始まります!!!
幼稚園入園禁止令という非常事態から始まった我が父子の空手。
ふたを開けてみると

出会うべきものに出会ったといわんばかりに、
のめりこむ夫と
(我が家の愛しいダンナ様特集は 4月21日 「続 家族紹介」をチェックしてね)

ただただふざけて走り回り、みんなの邪魔をするだけの息子
我が家の日曜の朝は・・・・

大手を振って、道場に向かう夫と
ヒーローものTV(今はポケサン)を見たいのに、半ば無理矢理道場に連れて行かれる息子

道場の流派の帯色
年に2,3回の昇級審査があり、
受けるとほぼ問題なく合格する。
4歳から始めた息子は現在順当に緑帯。
だが、それがまずいのだ!
ただただ始めたのが早いだけで、本人に気持ちがない。
「空手やりたい!」という強い気持ちを持って、道場の門をたたいた子とはわけが違うのだ。
強い意志を持ち、小学校から入門した子達に追いつかれ、追い抜かされ・・・・。

始めて1年に満たない黄色帯に
「そんな遅いパンチだとやられちゃうよ」
と緑帯がアドバイスされる始末・・・・。
こんな屈辱的なことを言われ悔しくないのか!?
気持ちのなかなか入らない息子をみて、我ら親サイドは初心を忘れ イライラする。
本当にこのまま続けていいのか??
いや、やり始めたことを 何でもポイポイ放り投げるのはよくない!
おまえも、もっと真剣にぴーの練習をみてやれ!
こんなやりとりが我が家では連日繰り返される。
そして先週の日曜日のこと。
澄み切った5月の青空の下、隣の市の空手大会が行われた。
30人近くが2年生男子の部に。
我が息子ぴー。初戦は相手の欠場で2回戦に駒を進めた。
そしていよいよ本番。
青帯少年との戦い。

【空手試合 初心者の悪い例】
とっくみあいのけんか
きちんとした試合は、相手をよくみてうつので、こういった形には決してなりません。
相手ががむしゃらに向かってくるところを冷静にみて、うてば、そこで一本!
このとっくみあいのけんかに
何度も審判が分け入り、そして相手に反則がとられた。
それも一度ではない。2度も3度も・・・。
結局、ピー君は激戦の末、相手サイドによる反則勝ち。
一本のつきを決めることもなく戦いに勝ったのである。
そして3回戦。相手と自分のポイント差が4点開いたところで勝敗が決まる。

この3回戦では、立て続けにポイントを取られ、
ものの30秒と経たずに試合終了。
よく頑張った。いろいろ課題は大きいけど、あれだけ反則で顔を殴られたのに泣かなかった。
よく頑張った。今回の屈辱をバネに、次にむけてこれから頑張っていこう!
頑張ったぴーに、我々はさわやかに声をかけた。

かえろっ、かえろっ、さあ帰ろう。
おひさまの出ているうちに、とっとと帰りましょう!!
私と夫は、すごすごと帰り支度。
実は昨年、たまたまくじ運がよく 息子ピーは型の部門で3位に。
閉会式、賞状授与やらで終わった時間が6時。帰宅は7時過ぎ。サザエさんも終わっている。
今回は、まだ3時半。明るいうちに我が家へ!そして応援を頑張った我らはビールで乾杯!
やっと帰れる!と心も軽く片付け最中の私は
「Oさんちも帰りますか??」と空手ママに声をかけた。
ところが

「あれっ?ピー君ベスト8だから表彰されるんじゃないの???」
えっ、ベスト8??
えっ、表彰式??
えっ、私達帰れないわけ??
しばし固まる二人・・・。
あと2時間はここにいなくちゃいけないのだ。
一本もポイントを取らず、試合らしい試合を何一つしていないのに表彰されてしまうのだっ!
こんな不合理があってもいいのか!
私はこの先の帰宅後をいっきに想像した。
帰りが7時過ぎ、夕飯、ごはん、空手のことを書くと言ってた絵日記の宿題!
そうだ。待っている今、絵日記の下書きをさせてしまえばいい!
だが、息子は日付だけ書いて、そのままオニごっごをしにどこかへ行ってしまった。
親の思う通りにいかないのが、子育ててある。
そして表彰式。
悔し涙を流すもの。うれし涙を流すもの。
2戦、3戦と勝ち抜き戦いきった少年少女達の中に息子はいた。

「賞状もらったよ!!」
周囲から「ラッキーだね!」「たなぼただね!」と声をかけられ
複雑な心中の我らの前に
満面の笑みで戻ってきた息子。
敢闘賞・・・。
(確かにあれだけパンチを浴びて泣かなかったのは敢闘賞モノ??)
悔しいやら、情けないやら、とっとと帰りたいのに
「今年も写真撮ろうよ!」
そうそう、昨年3位の時に表彰された道場仲間みんなと写真を撮ったのだ。
あの時は頑張った。くじ運がよかったといえども、頑張った。
大会の一週間前は毎日のように練習し、大会前日は2時間にもおよぶ父の特訓にも耐えたのだ。
だが、今回はどうだ?練習しようといっても厭々。ほとんどすべてはDS時間のため。
そんなおまえが、何故表彰されるのだ?おまけに写真だと?

「とっとと帰るよ!」
振り返りもせず、強制連行!
時、すでに6時。

国道の大渋滞にはまり、身動きがとれず
結局帰宅は7時過ぎ。

「あっ、絵日記!」
だから言っただろう。とっととやれって!!
私のイライラモードが沸点に近づいていく。
一生懸命に机に向かう息子。

「けっかは、かんとうしょうでした。うれしかったです。」
何?かんとーしょー嬉しかっただと??
おまえは悔しくないのか!
あんな試合しかできない自分が悔しくないのか!
もっと練習して頑張ろうとか思わないのか!!
私、夫とも沸点越え!
息子は半べそ状態・・・・。
その日の絵日記には

もっとれんしゅうして、つよくなりたいです。
そんな言葉が最後に添えられた。
敢闘賞さえもらっていなかったら、さわやかに会場をあとにし、
そして次は頑張ろうね。と夕食時、和やかな家族団らんの風景があったはず・・・・。
敢闘賞をもらってしまったばかりに起きた不幸!?
賞状、確かに嬉しいね・・・。
でもピーちゃん、結果じゃないのよ。人生は!
長々とおつきあい下さりありがとうございました。
息子ピーは、やっぱりかんとーしょーが嬉しかったらしく
翌日、担任の先生に報告し、ほめられたようです。
そして我ら両親サイド。
数日後、反省会・・・。初心にたちかえること。ダメダメどうしようもない奴呼ばわりせず、少しでも自信が持てるように頑張らせること。などなど・・・。我が家の空手道はいかに!?
かんとーしょーをたたえ、我らにぽち二つよろしくね!

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